チーズマニア:北海道の絶品ウォッシュチーズ「ピエール・カレ」
こんにちは、トーコです。
いつも美味しいチーズを探しにいくデパ地下のチーズ専門店『ヒサダ』さんで、「ピエール・カレ」というウォッシュタイプのチーズを買ってきました。
これ珍しく、北海道産のチーズなんです。
ウォッシュ系のチーズは苦手という方多いですよね。
でも、そんな方にチェックして欲しいチーズです。
北海道の登別市の「のぼりべつ酪農館」さんは廃校になった小中学校跡で操業を始めた小さな工房なんだそうです。
酪農がさかんな北海道の中でも、登別・室蘭の牛乳はトップレベルに品質が高く、美味しい牛乳を使ってチーズやアイスクリームなどを作っていらっしゃるとのこと。
http://www.rakunoukan.com/
以前、チーズの専門雑誌で紹介されててずっと気になってたので、見つけた瞬間テンション上がっちゃいました!
種類・タイプ | ウォッシュタイプ |
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原料 | 生乳(牛)、食塩 |
原産国 | 日本・北海道登別 |
買ったお店 | HISADA |
値段 | 74gで924円(100gあたり1,157円) |
特徴 | 平ぺったい形状のウォッシュタイプのチーズ。 外皮は濃いクリーム色でフカフカ、弾力あり。中身は熟成してクリーミー。ウォッシュタイプ独特の匂いがある。 |
ウォッシュタイプのチーズって?
ウォッシュタイプって好き嫌いがハッキリするチーズかも知れませんね。
なにしろ匂いがね…独特ですもんね。
なぜウォッシュというのかと言うと、チーズの外皮を塩水やお酒でウォッシュ(洗う)しながら熟成させるからだそう。
独特の強い匂いは「リネンス菌」という納豆菌と似た匂いの菌を使うからで、この菌がオレンジ色なので、ウォッシュタイプのチーズはおおむねオレンジぽいクリーム色になります。
モンドール、エポワス、ラングルとかが有名ですね。
チーズ上級者が好んで食べてるようなイメージ。
わたしも、若い頃はちょい苦手だったけど、ワインの渋みや発酵食品の美味しさとかに目覚めて、ようやく分かりました。
今はクセのあるチーズが大好きです!
ただ、ウォッシュタイプは手に入るバリエーションがそんなに多くはないので、こうやって買うのはけっこう久しぶり。
苦手な方は匂いの強い皮は食べず、中の柔らかな部分だけすくって食べるといいかもしれません。
ただね、慣れるとこのクセがハマるんです…。
美味しさを知ってしまうと、もうフツーのチーズでは物足りなく感じるかも…。
前置きが長くなりましたが、実食。
まずは、冷蔵庫から出した小さなかたまりをカット。
チーズの厚みは2~3センチ。平ぺったい形状。
(名前の「ピエール・カレ」ってフランス語で “四角い石”という意味だそう)
外皮は弾力があって濃いクリーム色、中身は熟成してトロりとしています。
そしてウォッシュタイプ独特の個性的な匂い。本格的です!
まずはそのまま、カットして食べる
まずは小さめにカットしてそのまま一口かじる。
舌触りはとてもなめらかで、トロり。
塩気は少なく穏やかです。
厚めの外皮はムチっとした触感。
もっと個性の強いチーズがゴロゴロある中で、このピエール・カレはとても食べやすいウォッシュタイプじゃないでしょうか。
おそらく、カマンベールチーズやブリーチーズが好きな人なら、好きになるはず。
ファースト・ウォッシュタイプにもってこい!
クラッカー + 岩塩 + ペッパー
ちょっと塩気を足してみようと、一緒に買ったクラッカーに乗せて、岩塩とブラックペッパーをかけてみました。
いやこれ!すぐにワインが欲しくなる!
独特の匂いが気にならないし、塩気でチーズの味がもっと感じられます。
ハーブの混ざった塩とかでもいいかも。
洋ナシ + ハチミツ
Webサイトを見ると、『フルーツやハチミツに合う』とのことなので、スーパーで半額だった洋ナシとハチミツを合わせてみましたよ。
大人のみなさんが喜ぶスイーツの出来上がりです。
食事の前に軽く飲みながらチーズ食べたりする、あのオシャレな空間が目に浮かびます。
もし甘いのが苦手だったら、ハチミツ控えめに、ブラックペッパーをガリガリしてください。
ジャガイモ + 生クリーム
あっという間に半分食べちゃったんですけど、火を通して食べても美味しかろう、と残り半分はジャガイモと一緒にグラタンぽく焼いてみることに。
これがね…。大正解でした。
そんなに安くないチーズだし、もったいないかな、と思いつつ…だったんですけど、素朴なジャガイモと生クリームにチーズのコクが合う。
チーズの特徴を存分に味わいたいならオススメです。
- チンして柔らかくしたジャガイモ(今日はメイクイーン)を1センチにスライス
- 耐熱容器に入れて、生クリーム(できれば動物性)を回しかける
- 塩、ブラックペッパー、あればお好みのドライハーブをふりかける
- 200度のオーブンで焼き目がつくまで焼く
ただし、温めることでチーズの風味が増幅します。
モワーっとキッチン中に芳ばしい匂いが。
チッチ(夫)は苦手だったようで、しばらく近づきませんでした。笑
苦手な方はご注意ください!
「ピエール・カレ」まとめ
北海道生まれだけど、ヨーロッパ産チーズにも引けを取らない本格派。
ウォッシュタイプってことで、もっと強い匂いを覚悟していたら、思ったより柔らかい風味でとても食べやすいチーズでした。
ウォッシュタイプに挑戦してみたいなーっと思ってる方にぜひ試していただきたいです!
ネット通販もやってらっしゃるようですので、ぜひ。
良い出会いでした!
のぼりべつ酪農館さん、美味しいチーズありがとうございました!